電話対応で気をつけること
看護師が電話対応するときには、声のトーンに気をつけましょう。電話というのは、顔が見えないため、相手は声で印象を決めます。低いトーンだと、暗い印象を与えてしまいます。看護師の電話対応は、そのまま医療施設のイメージに繋がってしまいます。看護師という仕事は、日々患者さんの生死に携わったり、夜勤などがあるため、ついつい声に疲れが出てしまいます。ですが、事情がわからない相手としては、不快な思いをする可能性もあります。電話対応のときには、明るい声を意識してハキハキとするようにしましょう。また、名前や用件を間違えたままでは、後で大きなトラブルになるかもしれません。相手の言葉が聞き取れないときには、正確に聞き取れるまで何度でも聞き直すようにしましょう。
そして、取り次ぎをするときには必ず保留ボタンを押すことも忘れないようにしましょう。医療施設というのは、人の話し声や足音、更には機材を運ぶ音などが起こりやすい場所です。保留ボタンは、待っている間にそうした雑音が相手に聞こえないためのものです。ですが、ただ保留ボタンを押せばいいというものではありません。押し方によっては、相手を不快にさせてしまう恐れもあります。用件だけ聞いていきなり押してしまうと、相手を驚かせてしまいます。保留ボタンを押すときには、相手の名前や用件を聞いて、担当者への取り次ぎを待っていてもらえるように伝えてから、一拍置いて押すようにしましょう。